▽2015年の経済は?
改革・モデルチェンジが強化 新型消費のニーズに注目
2015年の経済成長について、GDP成長率は引き続き下がり、7%前後を維持するだろうとの見方を示している専門家がいる。匡所長も「2015年も安定成長の基調は変わらない。マクロ経済は安定的に推移するが、柔軟性が強まり、機関改革・モデルチェンジがより強化されるだろう」と指摘する。
経済の質の改善と、経済構造の最適化に関して、匡所長は「最も潜在力がある経済成長の原動力は依然として消費だ。特に新型の消費形態が絶えず出現しており、これらのニーズに合わせた投資が増加するだろう。例えば地域コミュニティのスマート化改造には大きなニーズがあり、投資も積極的に行われる。また、健康管理のニーズに向けた投資も増加するだろう」と指摘した。
2015年の不動産価格については、匡所長は「12月には、不動産価格が上昇した都市の数がやや増加した。ただし、不動産市場の成長の勢いは相対的に脆弱で、価格・成約件数共に今後の動向は楽観視できない。経済成長の原動力という点から見ると、不動産投資が顕著に減少する中、GDPの成長率が依然として安定を保っている。ゆえに、経済成長に対する不動産のけん引効果は徐々に弱まっており、経済成長の不動産市場への依存度も過去ほどではなくなっている」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年1月21日