河北省訪日団、長野県と観光など多分野での協力に合意

河北省観光説明会であいさつをする河北省の張慶偉省長

河北省の張慶偉省長が率いる中国河北省代表団は28日、東京で河北省観光説明会を開催し、日本の人々や観光業界に向け、河北省の観光資源をアピールした。人民網が伝えた。

同説明会では、河北省の旅行会社と日本の観光関連企業は観光客の誘致に向け相互支援協定を締結し、日本から河北省石家荘に向かう国際チャーター便を共同で就航させるなど多くの分野で協力することに合意した。また、河北省観光局と長野県観光部は友好協力に関する合意を締結した。このほか、「河北省観光（東京）促進センター」が同日設立され、河北省観光局から看板を授与された。

同日、河北省の張慶偉省長、程永華駐日中国大使、日本衆議院議員の二階俊博氏、日本観光庁の久保成人長官、中国国家観光局日本事務所の張西龍首席代表らが同PRイベントに出席した。

張慶偉氏は、あいさつの中で、「河北省と日本の観光交流と協力は良好な基礎を築いており、豊かな成果を生み出している。河北省は、1983年と1986年にそれぞれ長野県と鳥取県と友好交流協定を結び、青年の相互訪問による交流や観光チャーター便の就航など数多くの観光プロジェクトを展開してきた。日本側と共に協力し、双方の観光業において基礎的なインフラの構築やプロジェクトへの投資、宣伝プロモーション、人材育成などの分野で協力するほか、双方の経済・貿易の往来や両地の人的・文化交流を促進させていきたい」と語った。