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山東省の日本人留学生「誤解を解く最高の方法は触れ合うこと」

人民網日本語版 2015年01月08日10:39

遠藤史菜さん

遠藤史菜さんはとりわけ目を引くような学生ではない。だがその落ち着いて静かな物腰は、会った人に深い印象を与えずにはいられない。史菜さんのそんな人柄は、山東人の目立とうとせず内に向かう性格と相性がいい。遠く日本からやって来たというのに、山東の人々のうちにあってほとんど違和感がない。中国山東網が伝えた。

▽きっかけ:山東に来たのは「好きだから」

史菜さんと山東の当初の結びつきは、2011年にさかのぼる。当時20歳だった史菜さんは山口県立大学の2年生で、中国語を学んでいた。成績優秀だった史菜さんは、山口県立大学と協力関係にある曲阜師範大学に派遣された。1年近くの学習を終え、史菜さんは山口県立大学に帰って大学を卒業した。最初に中国に来てから3年経った2014年、史菜さんは再び、留学生として山東省済南市に戻り、2年間の大学院生の生活を送ることになった。なぜ山東の大学院に進もうと考えたのか。史菜さんの答えはいたってシンプルだ。山東が好きだから。山東では様々な場所を訪れた。曲阜や済南はもちろん、青島や臨沂、浜州などにも足を伸ばした。

▽留学:書道にまつわるラブストーリー

中華の伝統文化の粋を集めたと言える書道だが、現在では、中国人の多くにとっても日頃なかなか触れる機会のないものとなっている。だが史菜さんは書道の大の愛好家。書道をめぐっては忘れられない恋の思い出もある。

中国に来たばかりの頃、親戚や友人から遠く離れた史菜さんは、寂しさを感じていた。そんな頃に出会ったのが、曲阜師範大学4年の男子学生。交流を重ねるうち、自然と好き合うようになった。この男子学生は卒業後、曲阜で書道塾を開いたが、史菜さんは「女将さん」と生徒という二重の身分で書道塾の商売にかかわることになった。クラスの生徒はほとんどが小中高生。史菜さんという外国のお姉さんを迎えて、クラスの雰囲気は和んだ。「みんなは私が外国人だと知って親切にしてくれた。私も楽しかった」。何の心配もなかったような当時は、史菜さんにとって忘れがたい思い出だ。


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コメント

最新コメント

秋月 龍一   2015-01-1058.157.98.*
日中間の歴史問題を無視して、単にふれあうことが、誤解を解くというは、短絡論理で無責任論理でしょう。