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離陸・上昇段階で片方のエンジントラブルか 台湾機事故 (2)

人民網日本語版 2015年02月05日14:20

張宝鑫氏は、「事故機が墜落する様子を映した動画を分析すると、機体の左側が極端に下がっており、両側のエンジンの回転数は明らかに違っていた。一方のエンジンが停止した可能性が高いが、そうであると確定するためには、さらに詳しい検証が必要だ」とコメントした。

航空専門家の徐勇凌氏は、次の通り指摘した。

数分前に離陸したばかり、あるいは上昇段階にある航空機に関して言えば、エンジンは通常、フルパワーで回転しているはずだ。この時、エンジンの回転数不足という状態に陥れば、「機体の高度が上がらない」「飛行スピードが出ない」といったマイナスの要因によって、機体をコントロールして危険な状態から脱することができなくなる場合が多い。

航空機事故は、往々にして、離着陸の際に発生しやすい。民用航空機は離陸前、テクニカル面での点検が行われ、エンジンの状態が正常か否かもチェックされる。だが、その際には、エンジン回転数を定格出力まで上げるにとどまり、上昇時の最高出力に達しない場合があり、隠れたリスクによる故障が起こり得る。このような状況も、離陸時にトラブルが頻発する重要な原因となっている。


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