1月30日、スコットランドのエディンバラ城で記念写真を撮る中国人観光客。
変化4:
買い物の際には緻密な計算をするように
これまで、中国人観光客というと、ショッピングで商品を買いあさるというのがイメージだったが、今では日に日に理性的になっている。例えば、オーストラリアの空港では、買い物ができる最後の場所であるにもかかわらず、1-3個の商品を買うために緻密な計算をしている中国人観光客の姿があった。
その他、親戚や友人のために買うお土産は、「定番化」している。広州出身の劉さんは、「ブランド品の服や化粧品、香水、皮製品などは、ヨーロッパが一番安い。一方、オーストラリアでは、粉ミルクや蜂蜜、ワイン、ラクダカシミヤ、健康食品などがお得」と心得を語る。このような変化に、現地のショッピングセンターや空港の免税店のスタッフらは、「中国人観光客の買い物の仕方は理性的になっており、売るのも難しくなっている」と、頭を悩ませている。