家族や親戚、親しい友人らから離れたいという思いから、大都市に住んでいる若者もたくさんいる。しかし、「離れる」とは言っても、精神的な面や物質的な面で、家族から応援を受けたいと思っているものだ。このように、両親から束縛されたくないと思っていながらも、各方面で完全には独立できない中途半端さが、最終的に「結婚の催促」という局面をもたらす。新京報が報じた。
中国では、春節(旧正月、今年は2月19日)には帰省するというのが常識であるため、独身の若者にとっては、結婚を催促される機会となってしまう。そのため、独身の若者だけでなく、その両親達も現在、「戦闘態勢」に入っている。昨年、「結婚の催促」をテーマにした出会い系サイトの広告やそれに対するブーイングがネット上をにぎわしたことは記憶に新しいが、今年はどんなテーマがネット上をにぎわしてくれるのだろう。
「結婚の催促」の背後には、▽一定の年齢になればさっさと結婚すべき▽若者は両親の願いに基づいて生活すべき---という価値観が存在する。昔は「結婚の催促」が社会現象になることはなかったのは、多くの人がこの2つの価値観に従い、両親と衝突することを望まなかったためだ。この点から見ると、「結婚の催促」は時代の変化を意味しており、若者の世代とその親の世代の観念に大きな違いが生じているということだ。親の世代は、伝統的なスタイルを子供に押しつけようとし、一方の子供はその観念を嫌っていることを行動で示すため、「結婚の催促」が生じるのだ。