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中国、北京と西部地域の給与水準に歴然とした差

人民網日本語版 2015年02月27日16:07

同じ種類の仕事を、同じポストでしているのに、北京と中国西部の都市では、給与に大きな差がある---。多くの人が感じている、地域による給与の差だ。実際には、地域によって給与の差はどれほどあるのだろう?現在、どのような変化が起きているのだろう?中国人力資源・社会保障部(省)の労働工資所が最近発表した「給与発展報告(2013—2014)」では、近年の地域による給与の状況が分析されている。人民日報が報じた。

● GDP総量が給与に反映されていない

同報告によると、各地域の給与が国内総生産(GDP)に占める割合は10—14%になっているものの、同割合が最も高かった北京市の33.63%(2012年)と、数年連続で8%以下と最も低い江蘇省の差は歴然となっている。北京市の給与がGDPに占める割合が高いのは、主にハイレベル人材が集まり、給与総額を押し上げているからとの分析もある。一方、江蘇省の同割合が低いのは、GDPの基数が高いことや、それが給与に反映されていないことと関係があると分析されている。 

● 中西部地域の給与は向上する大きな余地

同報告は、地域による給与の差は依然として大きいとしている。給与が高いのは中国東部であるのに対し、低いのは中西部だ。

給与の増加と労働生産率の向上の状況を見ると、実際の給与の増加速度が、労働生産率の向上を下回っている省が多く、そのような省は主に中国中西部や東北地域に集中している。平均給与水準は全国で15位以下となっており、これらの地域には給与が向上する余地がまだまだあることを示している。


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