■「ルーブル」大暴落で、ロシアの高級品を買い占める
昨年12月、世界的な原油価格の暴落に伴い、ロシアの通貨ルーブルの対ドルレートも大幅下落した。ルーブルの大暴落によって、数多くのバタフライ効果(初期条件のわずかな差が時間とともに拡大し、結果的に大きな違いをもたらす現象)も引き起こされた。もちろん、中国人もこの貨幣危機に生じたチャンスを見逃さなかった。メディアの報道によると、中国人観光客はお土産の代理購入という名目で、ロシアの高級品を買い占め、各高級ブランド店の店内は買い物のためにやって来た中国人客でひしめきあったという。ロシアに在住する中国人は、「ルーブルの大暴落の影響から、現地の住民は生活物資の買い占めに走る一方、ロシア在住の外国人留学生たちは、ディオールやエルメスなど超高級ブランド品が世界で最安値となったことで、高級品の買い占めや代理購入に走った」と語った。