■海外の商業用不動産への投資
国内の不動産市場のめまぐるしい変動は、中国人の海外での不動産購入にまったく影響を及ぼしていない。最近オーストラリア政府は外国人不動産購入者に税金を徴収する法案を準備している。英フィナンシャル・タイムズによると、この目的は、中国人が大量に不動産を購入するため不動産価格が高くなりすぎると不満を述べる現地の人々の意見を尊重し、中国人を追い出すためだという。オーストラリア人のこうした不満は、米国や英国、シンガポールでも同様に存在する。
これと同時に、中国の富裕層である個人投資者が、海外不動産ビジネスへの興味を持ち始めている。米系不動産コンサルタントは、「中国人投資者は、投資の多様化の実現や株・債券以外の資産を探すため、積極的に不動産市場、特に米国、英国、オーストラリアなどの都市に着目している」と語っている。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月3日