ガンの80%以上が、環境や生活習慣が原因で、運動、食習慣、紫外線防止、お酒の量などに注意したり、タバコをやめたりするなど、生活習慣を改善することで予防できることが研究で明らかになっている。 南方日報が報じた。
生活水準の向上や生活スタイル、社会の変化に伴い、栄養不良や伝染病といった問題が大きく改善された。しかし、その一方で、ガンなどの非伝染性慢性疾病が人類を脅かすようになっている。衣食住などにおける、健康的ではない生活スタイルがガンの原因になる。
中国で大気汚染が原因の煙霧が深刻化する中、煙霧がガンの原因になるとの懸念が強まっている。ただ、今のところ医学的に実証されているわけではなく、関連する可能性が指摘されているだけだ。中国において、過去10年の間に肺ガンの発症率が300%以上上昇したというのは事実であるが、その主な原因は大気汚染ではない。実際には、インドや中国など汚染大国と言われる発展途上国のガン発症率がトップ10に入ったことは過去に1度もない。
医学的に証明されている、ガンの主な原因は生活習慣だ。
中でも最も影響が大きいのは喫煙だ。喫煙は健康を損ない、ガンと大きな関係がある。世界保健機関(WHO)によると、先進国におけるガンの4分の1は喫煙が原因。65歳までに肺ガンで亡くなる人のうち、90%が喫煙者だ。次に肥満もガンの大きな原因となる。食習慣や生活スタイルは絶えず変化し、肉も、昔のようにお正月にしか食べられないものではなくなった。中国でも、肥満の人が爆発的に増加し、肥満が原因でガンを患う人が増加している。肥満になると、体内の複数のホルモン値が上昇し、ガンを誘発する。また、あまい飲み物が、肥満率を引き上げ、それに伴いガンのリスクも上昇している。