メディアの報道によると、天河1号が使用するデータは、気象・環境保護部門および清華大学などの科学研究機関の協力によって得られた気象衛星データと汚染源データで、他にもこれまで得られている地理情報や地上の建築物の情報などが含まれる。
龔研究員は、「煙霧の予報は、天気予報+化学だ。天気予報は気温・湿度・風力・気圧の4つのみに注目するが、煙霧は70項目と関連する。PM2.5にはさまざまな化合物が含まれ、微粒子の大きさも異なるからだ。ゆえに煙霧予報の計算量は、天気予報の5倍に達する」と話した。
困難な任務ではあるが、予報に使用されるコンピュータは計算速度を落とすことができない。速度が落ちれば、適時性が低下するからだ。龔研究員は、「2010年の世界スパコン王者の天河1号ならば問題ない。現在ネット上で、廊坊市と保定市の各団地の今後5日間の煙霧予報を見ることができ、的中率は70%に達する」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月4日