2015年6月3日  
 

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便座や炊飯器ではなかった!春節、訪日中国人が最も買ったものは?  (2)

人民網日本語版 2015年03月05日10:10

 在日中国人の林子さんによると、現在多くの病院では混雑と待ち時間の問題を解消するため、薬の受け渡しに周辺の調剤薬局を活用しているという。林子さんは、「日本の医薬品は3種類に分かれている。第1類医薬品は医師の処方箋がないと購入できない。第2類医薬品は薬剤師より対面で直接情報提供を受けてから購入する。第3類医薬品は自由に購入できる。とくに、第3類医薬品の範囲は広範で、水虫を治療するものから、風邪発熱、筋肉痛などの薬も含まれる。中国人観光客が大量に購入し、人気を集めているのは、この第3類の医薬品で、日本人が日常的に購入・服用している医薬品だ」と説明する。

林子さんは、「日本製薬会社24社は2004年に共同で医薬品を合理的に使用するための協会を設立した。同協会では、日本語がわからない人、あるいは日本の薬局が薬を処方した外国人を対象に、薬の服用方法や注意事項などを記載したイラスト入りの説明書を制作している。その内容は薬の種類、服用時間・回数、注意点など全部で51種類の項目に及ぶ。現在、イラスト入り説明書は簡体字・繁体字中国語、英語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5種類の言語に翻訳されている。このため、毛毛さんのように日本語がわからない中国人観光客でも、イラストを見れば薬品の用途が理解できるようになっている。

■中国の漢方薬の薬剤師 「原料は中国からの輸入だが、製剤技術のレベルは中国より高い」

医薬品を仔細に見ると、一部の医薬品の成分には非常に多くの漢方薬が含まれている。まるで、漢方薬そのもののようだ。中医学や漢方薬の発祥の地である中国の人々は、なぜはるばる異国に渡ってまで日本の薬を買うのか?これに対し、岳陽医院薬剤科副主任薬剤師の年華氏は、「日本の一部常備薬は漢方薬をもとにして作られているが、一部の薬は、確かに国産品よりも治療効果が高い」と語る。


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