2015年6月3日  
 

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「大麦青汁」で本当に健康を保てるのか?「広告は誇張気味」 (2)

人民網日本語版 2015年03月11日08:24

なぜ「大麦青汁」の効果や広告に疑問を呈したかというと、販売店のセールストークと関係がある。広告で強調されているのは、「酸性体質」を「アルカリ体質」に変えるという点だ。人が通常正常な呼吸をしていれば、深刻な結核でもない限り、体質は中性となる。呼吸困難、あるは重い腎臓病の場合にだけ、酸中毒となり、身体が酸性化する可能性が出てくる。しかし、この酸性体質はそんなに長く続くものではない。治療をしてすぐに正常に戻るか、臓器が衰弱して死を迎えるかの二つに一つだからだ。それでも、大麦若葉の搾り汁で体質改善するのを待っていられるだろうか?

現在までに、この商品の科学的な研究結果は報告されていない。植物繊維が含まれているので、健康食品として飲むには害はないし、脂肪の代謝を促進することはもできるだろう。もし、どうしても野菜や果物の代わりにこの食品を買うというのなら、やめろとは言わない。しかし、一つだけ把握しておくべきなのは、大麦であろうと、小麦であろうと、栄養が最も集中しているのは種子の部分だ。種子と比べれば、葉の栄養素は、はるかに少ない。そうでなければ、人類の数千年にわたる文明において、我々は常に麦を主食にし、野菜を副菜にはしていないだろう。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年3月11日      


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