中国では春節(旧正月)後となる3月と4月に、就職活動のシーズンを迎える。各企業が新計画を実施したり、「従業員の入れ替え」や春節前に辞めた従業員の補充を行ったりするほか、新たなチャンスを求めて転職する人が急増する。
就職活動を始めるにあたって、全体像を把握しておくことは非常に重要である。中国では現在、どんな労働環境に直面しているだろう?各調査で現状を見てみよう。
【給料】「新一線都市」の平均月収が北京や上海を猛追撃
関連のデータによると、上海や北京などの給与は依然として上位となっているものの、杭州市(浙江省)や重慶などの「新一線都市」の給与も大きく上昇し、求職者にとっては魅力が増している。
求職サイト・智聯招聘がまとめた春節後2週間の統計によると、平均月給が最も高いのは「一線都市」で6518元(約12万3800円)で、新一線都市(杭州、天津、成都、重慶、蘇州)の5889元(約11万1900円)を約600元上回った。二線都市、三線都市の平均月給は5393元(約10万2400円)だった。>>