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中国、サッカー改革の総合プランを発表 W杯誘致と出場目指す (4)

人民網日本語版 2015年03月18日10:29

プラン4:「八百長」根絶に向け、理事会が公安などと協力

プロサッカーリーグの分野を見ると、同プランは、独立社団法人の資格を持つ「プロサッカーリーグ理事会」を立ち上げ、プロサッカーリーグの組織、管理を担当するよう規定している。そして、中国サッカー・スーパーリーグ(CSL)、中国サッカー・甲級リーグ、中国サッカー・乙級リーグのシステムを合理的に構築するようにと規定している。また、中国サッカー協会が理事会を監督、管理し、理事会の一員を務める代表も派遣する。一方の理事会も中国サッカー協会の一員を務める代表を派遣し、関連の問題の解決策検討に参加する。

これまで、「八百長」が中国においてサッカーの発展を妨げてきた。この点、同プランは、審判が公正な判定をし、コーチ、選手がルールを守るよう促すメカニズムを整えるよう規定している。また、サッカー管理部門が、裁判所、検察、公安などとの協力を強化し、違法行為通報システムや密接に協力するシステムを構築することで、「八百長」などの違法行為の防止、捜査、検挙などを効果的に行う。

プラン5:クラブ名や本拠地の頻繁な変更を防止

同プランは、サッカーの基礎となる、サッカークラブにも焦点を合わせている。クラブ運営には多額の資金が必要であるため、中国では、クラブの名称が頻繁に変わったり、オーナー会社の変化に伴い頻繁にクラブの拠点都市が変わるという現象も少なくない。この問題に関して、同プランは、地方政府に対して、優秀なクラブが、基礎がしっかりした、サッカー発展においてモデル性ある都市で安定した発展を遂げることができるような条件を整えるよう求めている。そして、オーナー会社の変化に伴い、クラブが頻繁に本拠地を変え、安定性に欠けるという状況発生を食い止めるようにとしている。

また、同プランは、地方政府に対して、スタジアムがクラブの株式を保有することで、合理的な資金源確保を進め、クラブの地域化を推進するほか、条件を満たすクラブが、名称をオーナー企業の名称ではなく、地域名を盛り込んだ名称にし、長期にわたって存続するクラブの構築を目指すよう求めている。


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