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「自撮り棒」世界各国で規制対象に 故宮でも狭い場所での使用禁止 (2)

人民網日本語版 2015年03月19日08:21

▽文物部門:禁止ではないが推奨はしない

北京市内の複数の博物館に問い合わせたところ、現時点で自撮り棒を禁止している博物館は無かった。新しい製品であるため、現行の博物館規定の中にも、自撮り棒禁止に関する規定は存在しない。

北京市文物局博物館処の担当者は「法律法規の点から言うと、自撮り棒を博物館に持ち込むことは明確には禁止されていない。しかし、文化財の主管部門は、博物館内での自撮り棒の使用を推奨しない。これは、(特に人の密集する場所での)文化財と観光客の安全を確保するためだ」と述べた。

▽観光客:禁止も理解できる

80年代生まれの徐さんは、「自撮り棒は2つ持っている。自撮り棒を使うと本当にいい写真が撮れる。でも、特に狭い博物館などではリスクもある。混雑している時、携帯やカメラが落ちてしまったら文化財や観光客を傷つける恐れがあるし、自分も損害を被る。使わないほうがいい」と語る。

新浪微博(ウェイボー)の有名ブロガーで、博物館の達人とも呼ばれる曹偉氏は「博物館内での撮影は博物館文化の普及に役立つが、その手段には注意が必要。大きくて重い三脚は文化財を傷つけるおそれがあるし、フラッシュも文化財の保存に悪影響を与える。こうした設備は展示室内で使うべきではない。展示室内は照明も薄暗いため、人物の撮影には向かない。博物館が自撮り棒を禁止するのも理解できる」と指摘した。


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