2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

転職ピーク到来、少なくない「向こう見ずな辞職」

背景に潜む「付和雷同」「競争心」「我儘」などの心理

人民網日本語版 2015年03月25日09:34

3月に入り、各職場では「金三銀四(三月四月は転職が多い)」の転職ピークを迎えた。オンラインの求人サイトやオフラインの人材マーケットでは、熱気あふれる転職合戦が繰り広げられている。ごく普通のホワイトカラーにとって、忘年会が開かれ、年末ボーナスを支給され、春節(旧正月)の長期休暇が終わり、春節明けの転職はベストタイミングのように見える。このような状況から「今の会社は、ポストや将来性に乏しい」と見切りをつけ、より素晴らしい前途と「収入」が保証される他の職場への期待を胸に抱き、新たなチャンスを模索し始めるサラリーマンは少なくない。中国青年報が伝えた。

次の職場が見つからないのに、職場の同僚や友人が辞職するのを見て、自分もつられて「向こう見ずな辞職」をしてしまう人もいる。「向こう見ずな辞職」に踏み切る理由として、「給与・待遇が悪い」「仕事上のストレスが大きい」「会社の将来性が見込めない」「能力があるのに仕事に活かせない」「能力がないので仕事をうまくこなせない」などが上位に挙がっている。マンパワーの専門家は、「転職のゴールデンタイムには、『我儘で向こう見ずな転職』をしてはならない。転職に踏み切るのならば、現在の職場での自分の状況を十分に吟味・評価し、キャリアプランをしっかりと立てた上で慎重に事を運ぶこと」と警告している。

「付和雷同」「競争心」「我儘」などが、「向こう見ずな転職」の主な原因となっている。「向こう見ずな転職」によってもたらされる最大の問題は、金銭的なことでなく、今後の職業上のキャリアに関することだ。自分のキャリアプランがしっかりしていなければ、ストレスに対抗する力は生まれてこないし、人間関係においても受容度が低くなる。自分自身が抱える問題を見極めず、転職シーズンに乗じてむやみやたらに転職しても、問題の本質的な解決には決してならない。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月25日

関連記事

コメント

最新コメント