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景気回復で東京の地価も上昇するか? (2)

人民網日本語版 2015年03月27日08:19

日本不動産研究所のアナリストは、東京など大都市の不動産価格が上昇している要因として、次の3点を挙げた。

(1)景気回復に対する投資家の予想が高まり、日本経済がゆっくりと回復基調にあると認識している。15年ほど続いたデフレから脱出する気配が感じられ、物価がある程度上昇すると予想され、バブル経済崩壊後低迷を続けていた日本の不動産市場に、かなり高い投資価値が見出された。また、不動産はインフレから身を護り、資産価値を維持・高める上で最良の選択肢であることから、2020年東京オリンピックを迎えるにあたり、都心部の不動産プロジェクトはますます投資家から注目されている。

2 日本銀行(日銀)は昨夏、さらなる量的金融緩和策を実施、長期国債買い入れ額を年間約80兆円のペースで増加するとした。これらの資金の多くが不動産市場に流れ込み、不動産取引量が増加、価格上昇の引き金となった。日本不動産研究所の統計データによると、2014年、日本の不動産取引総額は5兆円を上回った。同年第4四半期だけでも、日本の銀行機関による住宅ローン新規貸付額は、前年同期比20%以上増の2兆5千億円に達した。

3 大幅な円安によって、海外投資家が日本の不動産を手に入れる絶好のチャンスが訪れた。安倍政権は、15年続いた長期デフレから脱却するため、日銀による大規模な金融緩和を実施、これにより円安が進んだ。円の大幅な下落は、より安い値段で日本の不動産を手に入れられることから、多くの海外投資家を惹きつけた。2014年に日本国内で取引が成立した不動産総額5兆円あまりのうち、海外投資家の購入分が20%を上回った。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年3月27日


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