■桐生祥秀が張培萌に警鐘を鳴らす
アジアのもっとも優れた黄色人種の100メートル走選手の中で、これまで最速記録を保持していたのは、世界陸上モスクワ大会で10秒00をマークした中国の張培萌で、次いで、日本国内大会で10秒01をマークした桐生祥秀、その後に10秒06の中国の蘇炳添、10秒07の山県良太が続いていた。
このように、アジア陸上男子100メートルにおいて、中日両国の実力は拮抗している。さらに、桐生祥秀の台頭により、張培萌との戦いが日増しに激化している。昨年、桐生祥秀は怪我のためアジア競技大会には参加できず、実力を発揮できなかった。しかし、桐生祥秀は若さの点で張培萌よりも優勢を誇っている。
張培萌は以前インタビューに応え、「2015年の世界陸上北京大会で10秒の大台を切るつもりだ。少なくとも日本人よりも早く突破したい」と語っていた。だが、桐生祥秀は今回驚異的な記録を打ち出し、張培萌に警鐘を鳴らした。今年8月、北京国家体育場でアジア2大記録保持者が夢の9秒台を目指して、手に汗握る戦いを繰り広げることになるだろう。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年3月30日