2015年6月3日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

北京原人、火を使用した新たな証拠が発見 (2)

人民網日本語版 2015年04月03日13:20

周口店の北京原人は、本当に火を使っていなかったのだろうか?裴文中氏ら考古学者が導き出した結論は、間違っていたのだろうか?高星研究員が所属する中国科学院古脊椎動物・古人類研究所は、2009年より中国安全生産研究院燃焼実験室と同遺跡の新たな発掘を行い、再びその答えを導き出そうとしている。

高研究員らは、第4層・第6層の灰燼のサンプルに対して一連の物理化学処理を施し純化した後、走査電子顕微鏡とX線回折計を使い元素の構成と物質の成分を調べた。サンプル内には、燃焼によって形成された密集した石炭、カリウム、微化石などの元素が含まれていたため、この2層で火が使われたことが証明された。さらに火が使われていたと思われる場所の磁気感受率が同じ層のその他の部分を上回り、赤みも強かった。他にも火が使われていたと思われる場所から、摂氏700度の高温信号が確認された。新たな発掘と分析により、同遺跡の第4層には現地の北京原人が火を使った現場と、確かな証拠が残されていることが明らかになった。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年4月3日


【1】【2】

関連記事

コメント

最新コメント