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専門家「日本の『いずも』艦隊は空母戦闘群に勝てない」

人民網日本語版 2015年04月08日08:52

 日本海上自衛隊最大の軍艦「いずも」が3月25日に仰々しく就役し、国際的に幅広く注目された。ロイター通信は日本の海外での軍事作戦能力拡張の「高度に目立ったシグナル」だと指摘した。軍事サイト「Konas」は「いずも」戦闘群による独島(日本名・竹島)武力奪取に韓国は対抗するすべがないとの懸念を示した。(文:趙軍・海軍装備研究院研究員。中国青年報掲載)

 「いずも」はそれほど戦闘力があり、空母戦闘群を抑え込むことができるのだろうか?データを見てみよう。

■「いずも」艦隊の攻撃防御能力

 遠洋作戦で、「いずも」艦隊が空母戦闘群を「邀撃」する事態が生じるかもしれない。われわれの想定では、空母戦闘群は水上艦、攻撃型原潜、艦載機部隊で編成。「いずも」艦隊は「いずも」型、「こんごう」型、「あたご」型、「あきづき」型、「たかなみ」型、「むらさめ」型など8艦で編成され、F35B戦闘機12機、早期警戒ヘリ4機、哨戒ヘリ8~9機を搭載する。

 まずF35Bの哨戒能力を見てみる。早期警戒ヘリは脅威の方向へ100から200キロ前に出て早期警戒・偵察を行う。F35Bの一部も200~300キロ出て空中パトロール任務を担う。F35Bは各回2機がパトロールし、2機が甲板で待機した場合、1日に各機2~3回飛行し、パトロール時間は4~6時間、甲板での待機時間も加えると1日の任務遂行時間は8~12時間にも達する。F35B戦闘機中隊が空中防御圧力に耐えるのは困難で、ましてや進攻的作戦行動を行う力はない。

 次にF35Bの対艦攻撃能力を見る。護衛艦群が主要防御任務を担う場合、哨戒に当たるのは少数のF35Bと早期警戒ヘリで、6機のF35Bを対艦攻撃に出動できる。双方の艦隊が600キロ離れている場合、F35Bは各機空対艦ミサイル「JSM」2発、中距離空対空ミサイル「AIM-120」2発を搭載して出撃。攻撃目標との距離180キロの時点で、JSM12発を発射して帰航する。12発のJSMは高度50~60メートル、速度M0.9で進むが、攻撃目標との距離約40キロで、空母戦闘群の艦対空ミサイル数十発に2回迎撃されて戦果を挙げない。


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