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在米中国人、旧日本軍の犯罪行為告発サイトを構築

童増氏のノーベル平和賞候補を支持

人民網日本語版 2015年04月27日14:58

米サンフランシスコ・ベイエリアに住む多くの華僑が計画して構築を進めているウェブサイトが完成間近となった。同ウェブサイトは、第2次世界大戦中に旧日本軍によって被害を受けた中国人の権益を守るために長年の間尽力したことで今年のノーベル平和賞候補に名前が挙がっている童増氏に協力・支援することを目的として構築された。童増氏は、1990年代に対日民間損害賠償訴訟運動をスタートさせた後、旧日本軍による中国侵略戦争の被害者から数万通の手紙を受け取った。このウェブサイトには、これらの手紙の一部を英語に訳したものが公開される。これらは、何よりも真実を示す根拠資料であり、旧日本軍が中国で犯した様々な犯罪を告発したものだ。中国青年報が報じた。

童増氏は、次の通り語った。

このサイトに掲載するコンテンツの英語への翻訳作業と改訂作業は、主にベイエリアで行われた。翻訳チームのメンバーは、退職したエンジニアで、ニュージャーシー州ホルムデル市の前市長・David T. Chai(柴大定)氏と同州の在米中国人団体「史維会」の曹賛文氏を中心とする、ベイエリアに住む多くの中国人たちだ。彼らはNGOを立ち上げ、米国でウェブサイトを設立した。Chai氏は、「南京大虐殺」の著者である張純如の母親、張盈盈氏など、多くの専門家に参加を呼び掛けた。

今から20年あまり前、旧日本軍による中国侵略戦争の被害者が、童増氏の書いた文章を読んで、氏に連絡したいと思った。当時の通信手段は制約が大きかったため、郵便で氏に連絡を取った被害者が大部分を占めた。彼らは、氏に送った手紙で、耐えられないほど過酷な経験について詳しく訴えた。これらの手紙は、今まで20年あまりの間、諸事情により封印されていたが、いよいよ公開される時が来たのだ。

1年間にわたり、整理・選り分け・記録・分類保存など各作業が急ピッチで進められ、中国側と米国側の各作業も、いよいよ終盤に入った。翻訳チームも、6月末のサイトの一般公開に向けてラストスパートに精を出している。


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