WHO(世界保健機関)は、今回の大地震で被災した人は500万人を上回ると予想しており、すでに40万人分の緊急医療セット、救援隊、支援金175万ドルを提供した。
強烈な揺れによって、ヒマラヤ山脈では雪崩が発生した。18人が雪崩によって死亡したことが確認されている。チョモランマのベースキャンプは、雪崩による深刻な被害を受けた。ネパール政府はすでに、ヘリコプターを派遣してチョモランマで被災した登山者を救出した。
ネパール内政省の担当者は、「現在の最優先業務は、依然救援活動だ。ネパール政府は、僻地にある主要キャンプに大型ヘリコプターを配備し、小型ヘリコプターを使って生存者を搬送している」と説明した。
WFP(国連世界食糧計画)によると、国連はネパールに対する大々的な支援行動を展開、食料を積んだ最初の輸送機が28日にネパールに到着する予定という。
英ガーディアン紙の報道によると、ネパールの僻地に位置する一部の農村では、7割から9割の家屋が倒壊しているとの報告が入っている。今回の地震による犠牲者は、最終的には1万5千人を上回るとの見方もある。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年4月28日