2015年6月3日  
 

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東京、箱根、京都、大阪4地を訪れた中国人の日本旅行記

人民網日本語版 2015年04月30日10:35

忙しい仕事の合間を縫って旅行することは、生活における最高の癒しであることは疑うべくもない。4月はまさに満開の桜のシーズンであり、日本へ行って花見をするという旅行計画は、非常に理に適っている。

海外旅行は、常にそれなりの準備が必要だ。日本から戻ってきたばかりの友人に日本旅行の助言を求めたところ、友人はわざと造詣が深いふりをして、「心を穏やかにして、明るい笑顔でいればいい」と語った。

この友人の不可解な助言に対し、最初は鼻で笑っていた私だったが、日本の地に足を踏み入れた瞬間、友人の言った言葉の意味を理解した。

賑やかな東京、静かで素朴な箱根、伝統を感じさせる京都、親切で朗らかな大阪…旅行の途中、我々はあまり深く考えず、国籍の違いや言葉が通じないことを気兼ねすることもなく、全身で美しい風景や現地の人々との偶然の出会いを楽しみ、常に頷いて微笑みを浮かべていた。これが今回の旅のすべてだった。

■スタイリッシュな東京

小さい時、日本ドラマを見るのが好きだった。最も好きなドラマ「池袋ウエストゲートパーク」では、喧噪でごった返している池袋の街が映っていたが、それに反して、寂しく孤独な池袋の街の様子に惹かれた。このため、池袋に行ってみたいというのが、ここ数年来の念願だった。

池袋の街角に立ったのは、ちょうど現地時間の午後3時半だった。池袋には、大きな百貨店や電気量販店、アパレルショップ、映画館、レストラン、ゲームセンターなどがびっしりと建ち並んでいた。三々五々に群れを成した男女の学生たちの後をついて、街を適当にブラブラと歩いた。夜が暮れると、池袋の街は、真の賑やかさを見せ始めた。オシャレな出で立ちの青年たちが街角で仲間を引き入れ、しきりに冗談を言い合って笑っている。この時間の池袋は、東京の街の特色を体現しはじめていた。エネルギーや時代の誘惑に満ち溢れており、賑やかだが、低俗ではない。

「東京は、パリの街にどこか似ている。常に世界のトレンドの最前線に立ち、都市の息吹を感じさせる」。日本に住んで7年になる友人が私に言った。


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