近頃、産業用ロボットが急成長を遂げているが、あまりにも先進的すぎるため、対応できるだけの技能を持つ労働者が不足している。南京熊猫電子装備有限公司は7日、南京技師学院と業務提携関係を結んだ。双方は年末までに、南京技師学院内に中国最大規模のロボット共同実験室を設置する。また、中国初の産業用ロボット学科が同学院で開設され、全国から生徒募集を行う。南京日報が伝えた。
人材のボトルネックを解消するため、同社は2年内に6000万元(約11億6000万円)の経費を投じる予定だ。また有名なロボットシステムインテグレーター、数校の技術専門学校と協力し、共に実験室を設立し、教員を育成し、学科を開設する。さらにロボット技術、研修、稼働・メンテナンス、アフターサービスなどの体制を整え、再生可能な人的資源バンクを構築し、中国ロボット産業に持続可能なエネルギー循環を提供する。
南京技師学院党委員会書記の張国平氏は今回の業務提携に期待を寄せており、「ロボット産業は新たな専攻であり、伝統産業にスマートな脳を融合させるようなものだ。本校は教員を熊猫電子社の研修に派遣し、生徒を不定期的にメーカーの実習に送り出す。企業の生産ラインを学校に移し、生徒の教室を企業に移すことで、人材の切れ目なき連結が実現できるようになる」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月8日