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「80後」の人事担当者、星座・顔面偏差値・モーメンツに注目 (2)

人民網日本語版 2015年05月07日10:58

■顔面偏差値も求人広告の条件に

「90後」の流行語である「顔面偏差値」も、度々求人広告の条件の中に記載されている。上海の保険会社の求人広告には、「能力がある人を希望する。この能力とは、堂々とした容貌で、顔面偏差値が高いこと」と記載されている。この保険会社の人事担当者の王さんは、「顔面偏差値の高い人を求めることは、応募者を差別することではない。この仕事は人や物事に対して上手く対処しなければならず、顔面偏差値も会社のイメージを代表している」と説明した。

「顔面偏差値の高さ」を条件にする会社があれば、「顔面偏差値の高さ」で応募者の気を惹こうとする会社もある。あるメディア会社は微信に求人広告を投稿したが、そこには美人職員10数人のプライベート写真が掲載されていた。これは、応募者に対して、会社の職員の顔面偏差値が非常に高く、これらの美人職員が将来あなたの同僚になるということをアピールしたものだ。

顔面偏差値の高さが条件であることに対し、求職者の他の資質や才能を無視することになるかもしれないと感じる人がいる。特に、能力は高くても、顔面偏差値が高くない求職者にとって、これは非常に不公平なことだ。

しかし、「これまでの求人でも、『容姿端麗』という条件はあった。現在の、顔面偏差値が高いというのは、表現が異なるだけで、『90後』の世代がよく知っている流行語を取り入れただけだ。それに、本当に能力のある人材を求めている企業であれば、顔だけを見て決めるという浅はかなことはしないだろう」とコメントする人がいる。

■企業は学歴とモーメンツに注目する

企業がモーメンツを見ているというのは聞いたことがあるだろうか?あるIT企業は求人応募者の微信のモーメンツや公式アカウントの内容を見て、応募者の仕事以外の状況をおおまかに把握するのだという。必要とする人材について、「強い精神力を持ち、頭の回転が速く、感情をコントロールできる。あと、必要なのは打たれ強くなければならない」というこのIT企業は、学歴や職務経歴書などのハード面は、応募者のソフト面ほどには重要でないと指摘する。創業型企業が必死になって追求しているのは、革新的な思考であり、同時に従業員にも精神的な強さを必要としている。ただし、相対的に、ソフト面を判断するのは難しい。

ある雇用の専門家は、「現在多くの会社の求人では、『80後』の人事担当者が、『90後』の応募者の面接を行っている。これらの若い人事担当者は自分自身の経験の中からある結論を導きだすと同時に、『90後』に近い思考回路で採用を行っている。求人広告の条件が風変わりに見えるのも、時代の変化の表れに過ぎない」という見方を示した。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年5月7日


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