外交部(外務省)の華春瑩報道官は7日の定例記者会見で、いわゆる「南中国海防空識別圏」について「少数の者がいわゆる『南中国海問題』を腐心して誇大宣伝するのは、明らかに魂胆があってのものだ」と述べた。
――フィリピン海軍高官は議会の公聴会で「中国は南中国海防空識別圏を設定しようとしており、フィリピン側軍用機は中国の管理・コントロールする島や礁の上空を通過した際中国側から警告を受けた」と述べた。これについてコメントは。中国は南中国海防空識別圏を設定するか。
中国には防空識別圏を設定する権利がある。防空識別圏を設定するかどうかは空中の安全が脅かされているか、そしてその程度にかかっており、各方面の要因も総合的に考慮する必要がある。現時点で南中国海情勢は全体的に安定しており、中国とASEAN諸国との関係は良好だ。われわれはASEAN諸国と互恵協力を積極的に推進し、南中国海の平和と安定を共同で維持している。わずか 一部の人がいわゆる『南中国海問題』を腐心して誇大宣伝するのは、明らかに魂胆があってのものだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月8日
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