「米国、日本の農産物を全面輸入禁止」の噂が中国を駆け巡る
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FDA公式サイトを開くと、「輸入警告」という見出しと99-33というシリアルナンバーとともに、「検査なく押収する放射線物質に汚染された日本製品」とある。警告の内容は非常に詳細で、FDAの従業員に以下の手順で処理をするように指示している。もし日本の指定地域から輸入された指定食品の貨物に放射線物質が含まれている可能性がある場合、この貨物を押収する必要がある。警告の中の発令の一覧には、福島原子力発電所付近の14自治区を含めた指定地域が記載されており、すべて福島周辺の放射線の影響を受けている地域だ。各自治区の輸入禁止製品は異なり、福島県の製品が多い。しかし、米国は確かに一部の日本の農産物の輸入を禁止しているが、単に放射線物質に汚染されている地域に限ったものであり、微博で転送されてきた「日本の農産物」というわけではない。しかも、この禁止令は4年前の福島原子力発電所の事故が起きた直後から実施されているものであり、最近通達された禁止令ではない。また、米国の公式サイトでは、この禁止輸入リストは随時調整され、徐々に数が少なくなってきている傾向にある。

では、中国の日本輸入食品はどのように管理されているのだろうか？2011年の日本の原子力発電所の事故が起きた後、国家質量監督検験検疫総局は規定を発表し、福島県など12都道府県の食品や食用農産物、飼料などの輸入を禁止した。その後、2つの県が指定を解除された。中国政府の輸入禁止リストは米国のFDAのように詳細ではなく、具体的にどの自治体のどの商品かまでは記されてはいない。しかし、現在日本の10都道府県の農産物の食品が輸入を禁止されている。このため、国内ではFDAで警告されているリストの農産物を食べることはなく、FDAで禁止されていない多くの食品も同様に食べることはできない。多くの輸入食品を扱っている商店の従業員は、「日本の放射線物質に汚染されている地域の商品は販売されていない」と語った。（編集MZ）

「人民網日本語版」2015年5月12日