「米国食品薬品管理局(FDA)は、このほど放射線物質などの汚染により日本の農産物の輸入を全面的に禁止した」。先週末、こんな噂がネットを駆け巡った。多くのネットユーザーが次々にこの情報を転送すると同時に不安の声を上げ、「日本の輸入食品を食べないように」と周囲に告げまわった。10日に事実関係を取材したところ、いわゆる「禁止令」とは、単に一部の日本の農産物に対する形式的な警告であることがわかった。消費者はパニックになる必要はない。北京日報が伝えた。
あるネットユーザーが投稿した微博(ウェイボー)がこの噂の発端となった。「牛乳、野菜、米、鳥類、さらに一部の果物、これらの日本食品のすべてが米国政府から輸入禁止措置を受けた。禁止令の要因は放射線物質による汚染だ」という内容を、別のネットユーザーが「真実だ!」というコメントとFDAの公式サイトのアドレスを添付して微博に転送したことから、この情報がさらに多くの人に注目されることになった。