5月10日、料亭で芸を披露する栄太郎さん
しかし、西洋文化の浸透やバーやクラブなどの娯楽施設が増えるにつれ、日本の芸者文化も次第に衰退していった。芸者文化が盛況だった頃、日本には8万人の芸者がいた。しかし、今では1、2千人ほどしか残っていない。歌舞伎と同様、日本の多くの若者は芸者文化を受け入れず、一様に海外の新しいものを追いかけている。しかし、栄太郎さんは依然として前向きな態度を常に持ち続けている。栄太郎さんは、「芸者は確かに衰退し続けているが、一つの文化として、今後も消えることはない。だから、我々は人々によりよいサービスと芸を提供し、多くの人に鑑賞してもらいたい」と語る。
現在、栄太郎さんの下で芸者になるための稽古を積んでいる学生がいる。栄太郎さんは、自分の努力によって芸者文化を復興させ、もっと多くの人が芸者になることを願っている。それと同時に、さらに多くの外国人が日本を訪れ芸者の美しさを堪能することを希望している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年5月15日