2014年度、外国人観光客の日本での消費額が、過去55年間で初めて 日本人の海外での消費額を上回った。外国人観光客の消費額を大きく押し上げているのが、中国人観光客の「爆買い」だ。中国では、アウトバウンド客が急増している一方、インバウンド市場は縮小傾向にある。京華時報が報じた。
中国国家観光局の統計によると、今年の第1四半期(1-3月)のインバウンド客数は、前年同期比3.9%減の561万3100人だった。また、同期のインバウンド収入も前年同期比0.4%減となった。中国観光研究院は、「中国人観光客が、ショッピングを海外旅行の主な目的としている一方、中国を訪問する外国人観光客は、美しい風景や名所旧跡の観光、文化・芸術体験などを主な目的としている」と分析している。中国のインバウンド客の70%以上の消費が500-3000ドル(約6万-36万円)に集中しており、うち最も多いのが交通費。ショッピングの消費額は少ない。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月20日