韓国の飲み会でのマナーをめぐり、米ニュース専門放送局CNNは、韓国に住む西洋人向けに、7つの注意事項を挙げている。
(1)年齢や社会的地位を確認する。
韓国人は目上の人や年長者に対する敬意を非常に重んじる。そのため、韓国人は新しい友人ができた時、まず相手の年齢を聞く。相手が自分より1 歳でも年上であれば、敬意を示さなければならない。また、年齢よりも、韓国人は社会的地位をさらに重視する。
(2)敬意を示す。
韓国ではコップのお酒がなくなっている状態は、マナー違反と見なされる。焼酎などアルコール度の高いお酒を飲む場合、社会的地位の高い人がいると、他の人は先に飲み始めることはできず、誰かがその人にお酒を注ぐのを待ってから飲み始めなければならない。全ての人のコップにお酒を注ぎ、「乾杯」と言って飲み始める。通常、一気に飲み干さなければならない。お酌を一気に飲む時、横向きになって、社会的地位の高い人がその姿が見えないようにしなければならない。
(3)両手を使う。
韓国でお酒を飲む時は、両手でコップを持たなければならない。片手で飲んだり、お酒を注いだりできるのは社会的地位の高い人だけ。普通の地位の人が片手で飲んだりすると、ルール違反となる。
(4)事前調査をする。
事前に、どんなお酒が好きかや酔うとどうなるのかなど、相手のお酒の習慣を知っておくことは重要。
(5)「いらない」と言ってはいけない。
お酒の席で、「いらない」というのは、韓国ではマナー違反で、その場の空気が覚めてしまう。「韓国焼酎が好きでない」や「禁酒して3年になる」も「いらない」という理由にはならない。妊婦であるか、吐き始めるかしない限り、韓国人は飲まないことを許してくれない。韓国のお酒の席で、本当にお酒を飲みたくないのなら、飲むふりをして、こっそりお酒を別のコップに移したり、テーブルの下や窓の外に捨てたりすると良い。でなければ、「誠意がない」と思われる。
(6)歌を歌えるようにしておく。
韓国人はカラオケハウスでお酒を飲むのが好きだ。韓国人とお酒を飲むと、歌を歌うよう半ば強制されるため、準備が必要だ。
(7)ダミーを使う。
本当にもう飲めない場合、代わりに飲んでくれるダミーを探すと良い。しかし、ダミーになってもらうには、交換条件をのむ必要がある。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年5月21日