熱烈なディズニーファンの秦さんは、178元で小さな「空飛ぶダンボ」」を購入。感想は「ちょっと高い」。
〇工夫を凝らして創出されたショッピング体験
商品価格は決して安くはない。その上、長い列に並ばなければならない。それでもなお、ディズニーストアが消費者を魅了する理由は一体どこにあるのだろうか?
華特迪士尼(ディズニー)アジア太平洋区の ポール・キャンドランド社長は、「弊社は、ディズニーストアについて、単にグッズを売る場所ではなく、ファミリーが心ゆくまでショッピングを楽しめるリゾート地だと見做している」とコメントしている。
ディズニーは、設計初期から、消費者のショッピング体験と「ストーリー・テリング」というディズニー独自のマーケティング手法を結び付けるという方法を採用している。ディズニーストアにおいて、来店客は、神秘的なディズニー王国の高さ5.89メートルの城から、ピクシーダスト(妖精の粉)がキラキラ輝くトンネルを潜り抜け、ショッピングエリアに達する。また、ショッピングの最中には、目新しい様々な相互活動がデザインされている。
このほか、上海ディズニーストアの外にあるテーマ広場は、世界に類を見ない。広場の真ん中には、ディズニーの象徴であるミッキーマウスをかたどった花壇があり、四季折々の花々で埋め尽くされており、広場全体を、遊び気分溢れ、十分リラックスできる空間に仕立て上げている。広場には今後、ディズニーの「鐘」が設置される予定で、ディズニー・クラシックの定番キャラクター13人が、30分ごとに時を知らせてくれる。
キャンドランド社長は、商品価格について、「関税や為替レートの関係で、上海ディズニーストアの一部商品は、他の世界のディズニーストアより若干高い。だが、同店には2千種類以上の商品があり、価格は廉価なものから高価なものまでさまざま、平均的に分布している。また、季節や時期に応じて、優待価格など各種販促キャンペーンを実施する」と述べた。同社長によると、ディズニーは今後、オンラインショップの開設も検討しているという。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年5月22日
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