上海市の浦東新区・陸家嘴にある上海ディズニーストア旗艦店が20日午後開業、多くのディズニーファンが詰めかけた。開店からわずか1時間後の午後2時15分、ストア側は、「本日のご入店は締め切らせていただきました」という表示を掲げた。この時点で、最後尾に並んでいた客は、店内に入るまで3時間待ちの状態だった。解放日報が伝えた。
上海ディズニーストア旗艦店の開店初日。わずか1時間でこの日の入店は締め切られた。
〇押し寄せる入店客を見事に整理
世界各地のディズニーランドでは、「長蛇の列」はお馴染みの現象だ。膨大な数の来場者に対応するためのディズニーのノウハウには、並外れたものがある。
来場者の混雑を防ぐため、ディズニーストアでは、店外の入店待ち列を、多数の曲がりくねった列に分けている。午後2時ごろ、保安スタッフは、3カ所の主要な曲がるポイントに、「60分」「120分」「180分」の待ち時間表示をそれぞれ掲げ、店外に並んでいる客に入店できる時間を告知した。
来店者が押し寄せたオープン初日だったが、店内では終始、心地よいショッピング環境が形成されていた。楊浦区に住む杜氏は、ラッキーにも、午後1時半ごろ入店できた。同氏は、「商品選びから精算まで、ずっと大変スムーズに進んだ。店内では、行き届いた細かな配慮があちこちに見受けられた。たとえば、横に十数台ずらっと並んだ精算カウンターでは、とてもスピーディに会計を済ませることができた。また、壁にはパフォーマンスの動画が映し出され、来店者は、精算の順番を待つ間、それを楽しむことができる」と話した。
同店よると、上海店オリジナルの記念商品が最も良く売れているという。店内では、足裏に「Disney Store上海」とプリントされているミッキーやミニーのメモリアル版ぬいぐるみを買い求める客が多数を占めていた。