百度の開発計画によると、スマート財布にはGPS、生体認証、センサーなどのモジュールが搭載される予定だ。これは、財布に小型コンピュータを搭載するようなもので、安全性を大幅に向上させることができる。例えば内蔵されているセンサーと携帯電話のアプリを結びつければ、距離が設定値より離れた場合にアプリが通知を出す。盗まれた場合は警報を出し続ける。これをオフにするためには、携帯電話のアプリを使用しなければならない。仮に他者が無理やり財布を開こうとした場合、スマート財布は塗料を噴射し磁気を発するといった物理的な手段により、財布の中のクレジットカード、身分証、その他の証明証を処分し、利用者の財産の損失を防ぐ。
ハード面がスマート化されるだけでなく、百度のスマート財布には同社のビッグデータ、画像認証、学習機能、人工知能といった技術が搭載される。財布は現金やカードの使用状況を自動的に記録する。小型カメラは紙幣が財布を「出入り」する全過程を感知し、画像認証により紙幣の金額・枚数・真偽を調べ、資金残高をリアルタイムで管理する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月9日