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外交部報道官になるための条件は? (2)

人民網日本語版 2015年06月16日14:54

〇報道官になるには試験を受ける必要があるのか

報道官の多くが、豊富な海外駐在経験がある。うち18人は、駐在大使を務めた。しかし、陳氏は、「大使の経歴は、報道官になるための絶対必要条件をいう訳ではない。駐在大使を務めたことがないケースもあり、報道官のポストを務めた後に駐在大使に任命されるケースもある」と話した。

報道官のうち、男性が多数を占めているが、これまでに、5人の女性(李金華氏、范慧娟氏、章啓月氏、姜瑜氏、華春瑩氏)が就任した。報道官を担当する期間は人によってさまざまで、短ければ1年、長い場合は、現在の劉建超・外交部部長補佐のように、報道官を7年間務めた例もある。現在の礼賓局の秦剛・局長は、2期の任期で報道官を務めた。

同一任期において、報道官チームは、報道局の局長1人と副局長2人で構成される。陳氏によると、より優秀な人材を抜擢するため、外交部は数年前から、報道官のポストを希望する者に対して選抜テスト制度を導入しているという。報道官のポストに空きが出た場合、通知を発表し、公開選考という形をとる。華春瑩氏は、この制度で報道官の職に就いた。彼女はそれまで、欧洲局参事官を担当していたが、選抜テストに合格し、報道局副局長となった。

〇報道官の務めを終えると何をするのか?

陳氏は、「報道官を担当すると、本人の思考能力、突発的事態への対応処理能力が鍛えられ大きく向上するため、その後の外交活動の強い武器となる」と指摘。公開資料を詳しく調べたところ、報道官の多くが、報道官を退いたのち、外交部など各機関の上級職、さらには党・国家の指導者に出世している。たとえば、章啓月氏は、報道官を務めた後、駐ベルギー・駐インドネシア大使を歴任後、現在は、駐ニューヨーク総領事のポストに就いている。銭其琛氏は報道官の後、外交部部長(外相)、中央政治局委員、国務院副総理を歴任、李肇星氏は外交部部長を務めた。(編集KM)

「人民網日本語版」2015年6月16日


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