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2015年6月16日  
 

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人民網日本語版

頭は北に向けて?睡眠時の姿勢が熟睡度や健康を左右する

 2015年06月16日14:44

頭を北の方角に向けて眠るようにすると、深い睡眠が得られるのを知っている人はどのくらいいるだろうか?人体に対する磁場の悪影響を最小限に抑えることができるというのがその理由だ。漢方医学の観点からも同様の見方がある。中国新聞社が伝えた。

漢方医学でも、頭を北の方角に向けて寝ると目覚めがよいという考え方がある。体内で気や血の巡る方向と磁力線が一致し、エネルギーの消耗を抑えるからだという。さらに、身体を軽く曲げた姿勢で右向きに眠るのがベストだという。この姿勢は身体の左側にある心臓が圧力を受けずに血液を滞りなく送り出すのに適している。また、胃の内容物が十二指腸や小腸へ流れやすく、消化・吸収に負担が少ないのもこの姿勢である。

逆に、仰向けに眠ると舌根が気道の方へ落ち込み、呼吸が滞っていびきをかきやすくなる。また、仰向けの姿勢は熟睡時に両手を胸の上に置くことが多いため、心臓を圧迫し、夢見が悪く、疲れがとれにくい。うつ伏せで眠ると腹部や胸部が圧迫され、枕によって呼吸が阻害されやすく、これが寝違いの原因となる。左を向いて眠ると、枕に密着した左耳から心音が聴こえやすいと言われ、入眠がしにくくなる。

健康な人にとってはそれほど大差ないかもしれないし、多くの人は一晩中同じ姿勢で眠り続けるわけでもない。ただし、特定の疾病を持つ人は、重症化を防ぐために睡眠時の正しい姿勢を知ることが重要だという。例として、以下のようなものが挙げられる。

心筋炎、ぜん息:上半身を高くした姿勢。肺の血液循環を改善し、酸素の取り込みを促進する。

胃潰瘍:左向きの姿勢。右向きに眠ると胃液が逆流しやすい。

高血圧:頭を高くした姿勢。高さ15センチの枕が最適で、高すぎても低すぎてもいけない。

胆のう炎、胆石:右を向いた姿勢。胆汁の排せつを促し、結石の陥頓(かんとん)や閉塞を防ぐ。

腰痛:横向きの姿勢。筋肉を弛緩させ、神経の圧迫を防ぐ。 

レコードチャイナ 2015年6月16日

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