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ゴミ漁りから日本で語学学校を創設した初の中国人 (3)

人民網日本語版 2015年06月17日10:23

大阪大学の校門前で記念撮影する張福龍氏

■日本語教員養成課程を専攻し、博士課程で学ぶ

天理大学では日本語教員養成課程を専攻した。「私の夢は故郷に戻り、故郷のより多くの青年が日本語を勉強し、日本を理解し、それによってより多くの就業チャンスを得て、より良い故郷を築けるように、日本語学校を設立することだ」と語った。

大学を卒業した後、張氏は一気に次の段階へと歩を進めた。2003年4月、大阪大学人間科学研究科の大学院に合格。教育心理学大学院の2年間の課程を滞りなく終了した後、京都外国語大学の外国語学研究科博士前期課程に進んだ。2006年9月、わずか1年半で京都外国語大学の博士前期課程の修士の学位を取得した。

■中国人として初めて日本で外国語専門学校を創立

「もっと多くの若者の人生を変えたい。この信念は一貫して変わることはない」と語る張氏は、2004年12月に、故郷で日本語教育センターを創立したいという希望を綴(つづ)った手紙を当時の儀征市市長に送った。この提言は、儀征市政府の支持を得た。2005年1月12日、張氏は、儀征市福龍日本語教育センターを正式に創立し、日本のいくつかの大学と提携関係を結び、推薦した1000人の学生を日本に留学させることになった。

しかし、張氏の夢はこれだけに終わらなかった。「日本政府の認可を受けた民間の語学学校を創立し、日本に留学をした学生が実践的な知識を身につける手助けをしたい」という張氏の夢はすでに実現した。これまでコツコツと貯めてきたすべての貯金を使い果たし、長年築いてきた人脈を使って、長い時間をかけて申請を経た後、張氏は中国人として初めて伊丹国際外国語学校を創立した。同学校は昨年10月から正式に学生を募集し、つい最近第一期生の入学式が行われたばかりだ。

張氏は、「私は、今年で50歳ですが、自分でも精神的にまだまだ若いと感じている。私は今後もさらにいろいろなことを成し遂げることができる」として、「人は自分の出生を選べないが、未来の道はいつでも自分自身で切り開いていくことができる」と語った。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年6月17日


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