2日の試合では、フィジカルが強く、馬力のある英国代表に対し、「おばさん」メンバーが主力のなでしこジャパンはフィジカル面で完全に劣っていた。終始相手チームにボールを支配される中、2連覇を達成するための数少ないチャンスを活かし、試合を決定づけるゴールを確実に決めた。かくして、日本は前半の物議を醸したPKのゴールと後半92分の延長での相手チームのオウンゴールにより2対1で勝ち越し、再びW杯の決勝に駒を進めた。
今回のW杯カナダ大会の参加チームの中で、なでしこジャパンは唯一6戦全勝で勝ち上がってきた。しかも、6戦全てを1点差で勝利するなど、勝負強さを見せている。W杯に連続6回出場の最年長の澤穂希は今大会ではスーパーサブ的な役割に変わったが、なでしこジャパンの戦術スタイルは依然として独特で、本来の強みを維持している。
続く決勝で、なでしこジャパンは4年前に破った米国代表と再び対戦する。この馴染み深い顔合わせの決勝戦で最も注目されているのは、両チームのスター選手である37歳の澤と35歳のアビー・ワンバックだ。
男子サッカーW杯では新たなスターが次々と誕生しているのに比べ、女子W杯の今大会ではまだまだベテラン選手が「無双」しているようだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2015年7月3日