「起業指数」上位3位は北京、上海、広州
ネットユーザーの「起業指数」上位10都市は、上から順に北京、上海、広州、成都(四川省)、杭州、鄭州(河南省)、深セン、蘇州(江蘇省)、武漢、西安(陝西省)。北京、上海、深セン、広州、武漢、成都、西安の7都市は、中国国家発展・改革委員会が「起業・イノベーション」が活発な都市として言及している都市だ。ネット上で注目されている話題やニュースなどは、起業に対する熱意をある程度反映している。
起業指数によると、今年上半期、「仕事を探すのが難しい」と書き込んでいる大学生が、2014年同期と比べて31.5%減少した。うち、北京、上海、広州、成都、杭州、鄭州、深セン、蘇州、武漢、西安の10都市の減少幅が最も大きかった。
起業に対する熱意が最も高い省は広東省
ショッピングサイト・当当網の統計によると、起業系書籍の販売量が大幅に増加している。14年、同サイトで販売された「起業・イノベーション」系の図書は計160万冊で、13年に比べて32%増となった。15年に入り、社会全体の起業に対する注目度が上がり、同ジャンルの図書の1-2月の販売数は前年同期比40%増に達した。図書の消費データは、各地域の企業に対する熱意を反映している。同サイトの統計によると、起業系図書の3分の2(100万冊以上)が中国全土20都市(地級市以上の都市の統計に基づく)で購入されている。うち、購入数が最も多いのは北京、上海、深セン、広州、杭州、成都。直轄市以外で、最も起業に対する熱意が高いのは、広東省で、トップ20に深セン、広州、仏山、東莞の4都市が入っている。広東省は中小企業が多く、民間経営が活発であることと関係があるだろう。中国西部の省でトップ20に入ったのは成都と西安だけだった。
同報告によると、13年から今に至るまで、ネットユーザーの起業やイノベーションをめぐる議論が活発化を続けている。具体的に見ると、インターネットや自動車、食品、環境、安全生産などの分野におけるイノベーションに対する注目度が最も高い。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年7月7日