中国科学院金属研究所瀋陽材料科学国家(連合)実験室の研究員である尚建庫氏、李琦氏が率いる無機浄水剤研究チームは近年、ヒ素を効果的に吸着する浄水剤の研究を行い、新たな浄水剤を開発した。中国科学報が伝えた。
研究者はシンプルかつ効果的に高効率ヒ素吸着剤を判断する、イオン化ポテンシャルという基準を提唱した。イオン化ポテンシャルが4~7の元素のみが、ヒ素吸着の高い性能を持つことが分かった。
研究者はこの基準に基づき、ヒ素を効果的に吸着する一連の材料を開発した。既存のヒ素吸着剤と比べ、このナノ金属酸化物・水酸化物ヒ素除去剤は、自然の水に含まれるプラス3価・5価のヒ素に対して高い吸着力を発揮する。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月7日