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SCO首脳会議、14の重要文書を審議へ

人民網日本語版 2015年07月08日16:35

 第15回上海協力機構(SCO)首脳会議が7月9日と10日にロシア・ウファで行われる。SCOのドミトリー・メゼンツェフ事務総長は人民日報の取材に対し「SCOは今後10年、新たな発展のチャンスを迎える。我々は自信を持ってそのチャンスを迎える」と語った。人民日報が伝えた。

 メゼンツェフ事務総長によると、SCO加盟国は現在、14の重要文書の審議を予定している。うち、「2025年までのSCO発展戦略」は、本サミットで採択が予定されている核心的文書だ。同文書はSCOにとって初の発展戦略となり、今後10年間の組織発展の方向を指し示す、一里塚的なものとなる。

 メゼンツェフ事務総長によると、本サミットではこのほか、インドとパキスタンのSCO加盟に関する決議が可決される。両国の加盟は、SCOが新たな発展段階を迎え、SCOの経済貿易協力に新たな潜在力がもたらされ、地域の安全と協力に重要な力が加わることを意味する。

 メゼンツェフ事務総長は中国の役割について、「創始国のひとつである中国は『上海精神』に則り、開放的・包括的・協力的な態度で各国と提携し、その他の加盟国とのパートナーシップと協力精神に立脚し、SCOの統一的な立場の形成を推進してきた」と指摘、さらに「中国が2012年に北京サミットの議長国を担当した際、加盟国は『SCO中期発展戦略計画』に署名し、『地域の恒久平和と共同繁栄の実現に関する宣言』を発表した。これらは中国の努力によるもの」と強調した。

 メゼンツェフ事務総長はまた、「習近平国家主席は2013年に『1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設を提唱した。SCO加盟国はこれを広く認可し、積極的に参与している。昨年行われたドゥシャンベ・サミットでは、加盟国が『SCO加盟国の政府間国際道路運輸便利化協定』に署名し、各方面は交通機関の相互連結の共同発展で合意した。これは、『シルクロード経済ベルト』建設の優先分野でもあり、重要な支えでもある」とした上で、「『1ベルト、1ロード』戦略は、幅広い視野と深い影響を持っている。同戦略により、SCO加盟国間の経済貿易協力はますます緊密になり、組織の枠組み内でより多くの利益の符合点と協力分野が生まれるだろう」と指摘した。(編集SN)

 「人民網日本語版」2015年7月8日

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