「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)のビジョンと行動が発表されてから2ヶ月以上になる。中国商務部(省)は7日に記者会見を開き、中国と「1ベルト、1ロード」沿線諸国の1−5月の経済・貿易協力に関する最新情報を報告した。人民網が伝えた。
商務部のデータによると、中国企業は1−5月に「1ベルト、1ロード」沿線の48の国と地域に対して、前年同期比3.7%増の48億6000万ドルの直接投資を行った。主な投資先は、シンガポール、インドネシア、ラオス、ロシアなど。中国は今年5月末までに、沿線の64の国と地域に1612億ドルを投資し、中国の対外直接投資総額の約20%を占めた。
商務部によると、沿線諸国は今年1−5月に中国で、前年同期比14.31%増の767社の外資系企業を設立した。実行ベース外資導入額は11.59%増の29億1900万ドルで、全国の5.42%を占めた。そのうちシンガポールは5.40%増の23億8600万ドルで、沿線諸国の81.74%を占めた。サウジアラビアは2億3900万ドルで8.19%、マレーシアは8300億ドルで2.84%。
◆沿線諸国への輸出が2%増
統計データによると、中国と「1ベルト、1ロード」沿線諸国の2015年1−5月の貿易総額は、前年同期比9.5%減の3983億8000万ドルで、中国の同期の輸出入の25.8%を占めた。そのうち中国から沿線諸国への輸出額は2%増の2439億5000万ドルで、中国の輸出総額の27.7%を占めた。中国の沿線諸国からの輸入額は23.2%減の1544億3000万ドルで、中国の輸入総額の23.3%を占めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月8日