米経済誌「フォーブス」中国語版は21日、大陸部A株市場と香港市場に上場する企業のCEOの報酬ランキングを発表し、CEOたちの昨年の経済状況を総括した。データをみると、A株市場上場企業のCEOでは中国平安保険の馬明哲董事長(会長)が1090万元(約2億1713万円)で首位に立った。香港市場上場の中国企業のCEOでは聯想集団(レノボ)の楊元慶最高経営責任者(CEO)が1億1896万元(約23億6958万円)でトップに立ち、中国のすべての上場企業の中で最も高額の報酬を受け取るCEOとなった。
今回発表された2つのランキングは、2014年の上場企業CEOの報酬についての統計をまとめたもので、100万元(約1991万円)を超えるCEOをランキング形式で並べた。ここでいうCEOとは、最高経営責任者、総裁、総経理(社長)、銀行の頭取などの職務の総称だ。ランキングをみると、14年のA株上場企業には報酬100万元以上のCEOが352人おり、前年より11人少なかった。また中国資本香港上場企業の同CEOは334人で、前年より107人多かった。
平均報酬をみると、A株上場企業CEOの報酬総額は7億1400万元(約142億2228万元)で一人あたり平均額は203万元(4043万円)となり、過去2年間を上回った。一方、香港上場企業CEOの報酬総額は16億8千万元(約334億6419万円)で平均は504万元(約1億39万円)となり、過去3年間を下回った。
A株上場企業のうち、CEOの平均報酬の上位5産業は、多元化された保険産業、不動産サービス業、コンピューターのストレージ・周辺機器産業、生命保険業・医療保険業、金産業だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年7月22日