「Hello Future」をテーマとする世界イノベーター大会が、7月20日に深セン市で開催された。リアル版「アイアンマン」と呼ばれるジェットパック「Martin Jetpack」が登場し、世界に先駆け中国で発売されることになった。深セン光啓高等理工研究院の劉若鵬院長は、操縦士として登場した。世界初の実用型ジェットパックである同製品が、中国で展示・公開されるのはこれが初めてだ。
劉院長によると、同製品はカーボンファイバー製で、体の両側に操作レバーがある。F1のスーパーカーのようなコックピットがあり、パラシュートも搭載されている。同製品にはプロペラやローターがなく、動力源に2つのダクテッドファンを採用。垂直離着陸、高速前進が可能で、業務用と個人用に分かれる。同製品の航続時間は30分、上昇限度は914.4メートル、最大離陸重量は320キロ。
同製品の予約販売価格は160万元(約3200万円)。第1陣となる業務用は、2016年に緊急救助部門に交付され、個人用は2017年に発売される予定。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月23日