北京冬季五輪招致委員会代表団は25日、IOC(国際オリンピック委員会)第128回総会に出席するため、マレーシアのクアラルンプールに到着した。立候補した後、最終的に残った都市は、カザフスタンのアルマトイと中国の北京で、開催地は今月31日に決定する。人民日報が報じた。
128回IOC総会は、7月31日から8月3日まで、クアラルンプールで開催される。
北京冬五輪招致委員会の会長を務める北京市の王安順市長は、「北京冬季五輪招致委員会代表団は、オリンピック開催に対する中国国民の期待と大いなる意志を、良好なイメージと素晴らしい招致活動を通じて、再び全世界に示し、北京が2022年冬季五輪開催地として相応しい実力を備えていることを示した」と述べた。
IOCは、今回の総会において、2022年冬季五輪と2020年冬季ユースオリンピックの開催地決定などの主要政策課題を決定する。
北京は、元NBAプレーヤーの姚明(ヤオ・ミン)氏、ジャーナリストで企業家の楊瀾(ヤン・ラン)氏らを冬季五輪招致プロモーション大使に起用した。また、中国アイスホッケーの宋安東選手も29日にクアラルンプールに赴き、北京の冬季五輪招致活動に協力する。
開催地決定の可能性について、北京冬季五輪招致委員会の王恵・副秘書長は、「中国は、承諾を必ず守る国。開催地に決まれば、必ず成功させる自信がある」と述べた。招致に成功すれば、北京は、オリンピック史上初の、夏季・冬季両大会開催都市となる。
2014年3月14日、IOCは公式サイト上に、2022年冬季五輪の招致を表明した5都市(中国北京、ポーランド・クラクフ、ノルウェー・オスロ、カザフスタン・アルマトイ、ウクライナ・リヴィウ)を公表した。2014年7月7日、カザフスタン・アルマトイと中国北京が、最終的に開催候補都市として残った。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年7月28日