10日午前6時ごろ、豪雨による洪水、土砂崩れに見舞われているミャンマーのエーヤワディ地方域(管区)のある村の避難所に、救援物資が届き、村の人々から歓喜の声が上がった。昨晩全てが静まり返ってから7時間しか経っていない。ここで救援活動をする中国赤十字会所属の民間救援団体「青空救援隊」は、被災地入りして9日目になる。人民日報が報じた。
■「時間を有効に使うことが必要」
救援活動のため、同救援隊は、第一陣として10人の隊員を4日午後に、第二陣として22人を8日に、ミャンマーに送りこんだ。現在、隊員らは、被害が深刻だった3地域で救援活動を展開している。
同救援隊の張勇・隊長は取材に対して、「救援物資がすぐに被災地に来るかはとても重要。ここ数日、私達は効率よく調査し、被災者が何を切実に必要としているかが分かっている。今するべきことは、時間を有効に使い、救援物資を被災者がいる所に、できるだけ早く運ぶこと」と話す。
■「物資を最も必要な場所に届ける」
10日、船で1時間以上かけて、救援隊は被災した村に到着し、村の人々と救援物資を船からお寺まで運んだ。隊員らが、飴やビスケットなどを地元の子供や子供を抱いている女性に渡すと、子供らは大喜びとなった。救援隊は発熱している人がいることを知り、持ってきた薬品全てをこの村に残すことも決めた。