2015年8月26日  
 

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中国と共に戦った米国のフライングタイガースの足跡 (2)

人民網日本語版 2015年08月26日15:54

「伯祖父が戦争に参加していた場所に立つことができて、とても光栄」。中国系記者の陳志明さんが話す「伯祖父」とは、フライングタイガースの中国系隊員・陳錦棠さん。当時20歳だった陳さんは、米国の徴兵の呼び掛けに応じ、米国第14航空隊に加入して中国へ向かった。第14航空隊とは、「フライングタイガース」のことだ。

雲南駅空港やフライングタイガース駐屯地遺跡の修復の責任者を務める、祥雲県文化財管理所の張谷甲・所長は取材に対して、「同空港は、中国と米国の反ファシズムの輝かしい歴史の証拠。抗日戦争中、雲南とインド北東部を結ぶ空路・駝峰航路の中継地点として、重要な役割を果たした。多くの中国系米国人のパイロットがここで仕事をしていた」と説明する。

張所長は、「米国陸軍航空隊の将校・クレア・リー・シェンノート氏(中国名:陳納徳)の下で戦った約2000人のフライングタイガースの隊員のうち、95%が中国系米国人だった。駝峰航路を通じて、中国と米国の空軍は、約3年間で、80万トンの緊急物資や3万3477人の人員を戦場に輸送した」と語った。

「伯祖父が最も誇りにしていたのは、故郷に戻って、中国のために中国軍と共に戦ったこと。今の平和は本当に貴重。中国と米国は世界の大国。共に世界平和を守るという使命を背負っている。新たな歴史において、中国系米国人は、前世代の平和事業を引き継ぎ、中国と米国が良い関係を築く点で、仲介的役割を果たさなければならない」と 陳志明さん。

「人民網日本語版」2015年8月26日


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