上海市でクッキー「オレオ」の誕生100周年記念式典が開催されたのは2012年のこと。上海を代表する観光地・外灘で大々的なイベントが開催され、中国での絶大なオレオ人気を満天下にしらしめた。
あれから3年、上海市のオレオ工場が閉鎖した。ヘルシー志向が広がる中、砂糖と脂肪たっぷりのクッキーはまたたく間に人気を失ってしまった。そもそも中国の人気商品はあっという間に変わってしまう。常に新鮮な味が求められているなか、中国企業のほうが臨機応変な商品開発に長けているようだ。
また、自家製おやつの台頭もお菓子市場に衝撃を与えている。少し前までオーブンがある家庭などほとんどなかったが、今では急速に普及している。ネットショップではわずか137元(約2620円)で新品が買える。防腐剤や人工着色料が入っている既製品よりも、中身がはっきりしている自家製おやつを食べさせたいという保護者が購入しているという。(提供レコードチャイナ・編集SC)
「人民網日本語版] 2015年8月26日