2015年8月24日  
 

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アリババ株価が上場以来最低を記録

人民網日本語版 2015年08月24日13:28

アリババ(阿里巴巴)グループの株価が、米国現地時間の21日に3.04%値下がりして1株68.18ドル(約8261円)となり、新規株式公開(IPO)時の公募価格68ドル(約8239円)にあと少しのところまで迫った。これは上場開始以来最低の価格だ。時価総額も初めて1696億ドル(約20兆5504億円)の低水準に落ち込み、最高時に比べ資産は1千億ドル(約12兆740億円)目減りした。「京華時報」が伝えた。

アリババ株は21日に2.14ドル(約258円)値下がりして68.18ドルとなり、上場以来の最低を記録し、下げ幅は3.04%に達した。

アリババは昨年9月に米国で上場し、IPO公募価格は68ドルだった。上場初日には38%も値上がりし、取引開始時の始値は92.7ドル(約1万1192円)をつけ、一時は時価総額が2410億ドル(約29兆983億円)を超えた。

昨年のダブル11(11月11日、独身の日)のショッピングイベントを前に、株価はさらに120ドル(約1万4504円)まで値上がりしたが、昨年末以降は緩やかな下降期に入った。過去最高値と21日の終値を比べると40%の値下がりで、アリババの時価総額のうち1千億ドルが失われたことになる。

通信販売産業アナリストの魯振旺氏は、「アリババの株価が過去最低を記録したことは米国株式市場が全体として思わしくないことと関係があるが、これは主な原因ではない。根本的な原因はアリババの株価収益率(PER)が低下していることにある。アリババがさきに公表した第1四半期(1-3月)の財務報告によると、アリババは営業収入の伸びが鈍化して過去3年で最低を記録し、PERは28%にとどまった。これは京東のほぼ半分だ。アリババの業績はアナリストの予想に達しておらず、これと呼応するように、収益率も低下していく」と分析する。(編集KS)

「人民網日本語版」2015年8月24日

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